ブッダの生涯を追いかけて Looking for a Life of the BUDDHA

ヴァイシャーリー Vaisali

ヴァイシャーリーは、当時の大都市であったパトナ市の北50kmの所にあり、ブッダがたびたび滞在したと伝えられています。ヴァッジ国の首都でした。
商業都市として栄えていたと言われますが、今はその面影はありません。
ブッダは、カピラヴァストゥを出城し、最初に訪れたのが、ヴァイシャーリーにアシュラム(ヨガ道場)を持っていたアーラーダ・カーラーマ仙の所でした。
ブッダが、最後の旅を開始した町としても知られ、ここから、ナーランダーを経て、パータリ村(現在のパトナ市)を経て、クシナガルに向かいました。
ヴァイシャーリーは、仏教八大聖地の一つとなっています。

私は、パトナから、ヴァイシャーリーに向かいました。
途中マハトマガンジー橋を渡りますが、亜細亜で一番長い橋という話です(7km)。今もそうなのかわかりませんが、とにかく交通量が多く、ぼろぼろで、橋が落ちないかとひやひやしました。
橋の継ぎ目が、5cmぐらいは、上下しているので(こんなに上下しているのは見たことがない)、スピードを出すことは不可能でしょう。
ヴァイシャーリーの範囲は、広く、見どころが点在しています。
ここは、大きな池ですが、奥に、新しそうな仏塔が見えます。
最初に訪れたのは、仏塔跡です。
この仏塔跡で、仏舎利が見つかったそうです。
舎利容器は、パトナの博物館にあるそうです。
今は、屋根で覆われています。
仏舎利は、8つに分けられ、ここヴァイシャーリーにも納められたと伝えられています。
博物館にも寄りました(10ルピー)。
冠を被った仏像がすばらしかったですが、9世紀から10世紀のものとのことでした。
そのほか、コイン、土器、装身具などが飾られていますが、ヒンディ語の説明のみで、よくわかりません。インダス文明っぽいものも多いです。
ヴァイシャーリーの巨大な仏塔。
回りに宮殿跡が広がります。
仏塔の左側に、アショカ王の石柱が見えます。
手前は、沐浴のための池でしょうか。
ここにも、建物跡がありました。
こちらの遺跡は、発掘中のようでした。
ヴァーシャーリー全景。
アショカ王の石柱と、仏塔と、その前に広がる遺跡群がすばらしいです。
アショカ王の時代からずっと仏塔を守り続けてきたのでしょうか?
アショカ王の石柱にある獅子像。
この獅子像は、サールナートのものと違って一頭です。
古いものには見えないのですが。
石柱に、何か書かれています。